見せ方の工夫次第で売れる!

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今日のタイトルを読んで
ピンとくるものがあった方は
ビジネスに対する嗅覚が鋭いと思います。

 

 

では具体的事例をご紹介します。

 

 

レナウンという会社のロングヒット商品に
「通勤快足」という靴下があります。
ご存知の方も多いでしょう。

 

 

この場合の見せ方の工夫とは
いったい何でしょうか?

 

 

この商品は発売されてから
20年以上のロングセラー商品です。
その秘密は「商品名」にあります。

 

 

実は「通勤快足」の元の名前は
「フレッシュライフ」でした。

 

 

特長は抗菌防臭加工ですから
この名前でも間違いではありません。

 

 

初年度は3億円を超えましたが
翌年以降はどんどん下がり続け
在庫の山になりました。

 

 

その対策会議で出たアイデアから
「通勤快足」と改称して
再スタートしました。

 

 

「通勤快速」をもじった商品名そのものが
サラリーマンの足の臭いを救う
という強烈なメッセージを感じさせます。

 

 

1987年の再スタート時の売上高は
一気に13億円に達します。

 

 

2年後には45億円。

 

 

同じ商品でも
見せ方次第で売れる

ということが分かると思います。

 

 

「フレッシュライフ」と「通勤快足」
一見したメッセージ性の違いは
一目瞭然でしょう?

 

 

同じ商品なのに
名前が違うだけで
全く違う印象を受ける

代表的なケースです。

 

 

これには後日談があり
爆発的に売れることによって
競合、低価格販売店が登場

 

 

「通勤快足」は苦境に立ちます。

 

 

抗菌機能は維持しながらも
足を温める機能を追加しました。

 

 

しかし売り上げは下げ止まらず
2005年には3億円まで縮小。

 

 

そこで2007年の20周年を機に
原点回帰を目指します。

 

 

一番の特長である
「抗菌防臭加工」を
再度前面に打ち出しました。

 

 

ロゴマークを変更し
「通勤快足」だけでなく
抗菌防臭ソックスと明示。

 

 

新製品のラインアップには
「吸水速乾機能」
加わりました。

 

 

すると「分かりやすくなった」
と評価されることになりました。

 

 

その結果
売り上げが回復しています。

 

 

あなたはこの事例から
何を一番学びましたか?

 

 

私はやはり
「見せ方の大切さ」
だと感じています。

 

 

例えば追加機能についても
「足を温める機能」ではなく
「吸水速乾機能」が売れた理由は…

 

 

原点である「抗菌防臭加工」との
親和性があるからだと思います。

 

 

最初に名前を変えて売れたのは
サラリーマンの悩みを解決する
メッセージが伝わったからです。

 

 

新たな別の機能を追加するより
源泉のニーズを掘り下げる
というメッセージが伝わった結果です。

 

 

あなたの院も見せ方次第ですよ。
手元にあるものを工夫してください。

 

 

 

 
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