治療家としてのこだわりは、あえてみせろ!
2015年10月発売に向けて、
今私が考案した猫背矯正枕の
販促グッズを制作しています。
この枕、かなりこだわって作っています。
これを使えば姿勢が改善できるように
また使った感じとして気持ちいいように
作り込んでいるのです。
形状から材質、
実際の使用感までも、
何回もテストしています。
徹底的にこだわり抜いているのです。
しかしマーケッターからすると、
こういう商品へこだわりすぎるのは
あまりいいことではないのです。
商品のスペックなどに目を向けるより
商品の切り口などを磨いた方が
売れるものなのです。
先日コンタクトレンズの話をしましたが、
ある会社は、コンタクトレンズの質を上げるというより、
コンタクトレンズに色を付けて、
カラーコンタクトとして売り出したのです。
そうすると少し外国人っぽく見せたい人や
コスプレ等をする人にそのコンタクトが売れ、
カラーコンタクトという1つの市場を
つくってしまったのです。
このように、うちの業界であっても
技術を徹底的に磨くより、
どのような方・商品を提供するのか、
切り口を変えた方が
結果が得られることが多いのです。
ただこだわってはいけない、
と言っているわけではございません。
せっかくこだわりがあるのなら、
しっかり見せるべきです。
そのこだわりを見せた時に、
相手に共感が得られれば、
それは相手の心を動かします。
これはマツダのTVCMで
語られている言葉です。
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美しい物でなければ人の心を打つことはできない。
情熱を込めて作られた物でなければ
感動を呼ぶことはできない。
人間の手が生み出す
さまざまな形をまとって
我々のクルマたちは単なる道具であることを超える。
これがマツダデザイン。
This is Mazda Design.
特別なデミオ、ミッドセンチュリー登場。
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彼らのこだわりを想いとして言葉で表現し、
的確に伝えているいいCMだと思います。
本気さが伝わってきます。
せっかくのこだわりも
ただこだわっているだけだと、
誰にも伝わりません。
そのこだわりを言葉に変え、
的確に表現されたときに、
相手の心を打ち抜くのです。