「治せる技術」を身につける方法
私は正直な話、
テクニック自体何でもいいと思っています。
私もいろいろ磨いてきましたが、
世の中に出回っているもの、
どれも効果があるものと考えています。
ただ、
ちょこっとセミナーに受けただけ、
DVDを観ただけというレベルで
「あの施術は効果がない!」
そう判断してしまっている方が
多いようです。
私の受講生の中でも、
「あのセミナーはこうだった・・・」
みたいな話が上がることもあります。
ただここで間違えてはいけないのは、
施術効果って、本当に習得できていないと
出て来ないものなのです。
その先生の考え方の神髄までしゃぶりつくくらい
精通しているのか、ここだと思います。
ここで私の治す技術の
習得方法についてお話しします。
まずはザックリとした回答です。
「診立て」×「目的」×「施術精度」
かな、と思っています。
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「診立て」
その方の症状が何で起きているのか、
これを見極められるかです。
そうすると、病名で考えてしまう
施術者の方が多いと思いますが、
ここでは病名ではなく、
「病態」で診れないと治りません。
例を挙げると、
「左L4/5椎間板ヘルニア」ではなく、
「左L4/5椎間板ヘルニアの急性期で
左凸の疼痛性側弯が出ていて、
周囲の支持筋の過緊張が診られる」
くらいは最低して欲しいものです。
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「目的」
「診立て」が出来たなら、
施術の目的が重要になります。
これが合っていない方が多い感じがします。
先ほどの
「左L4/5椎間板ヘルニア」を例に出すと、
「左L4/5椎間板ヘルニアの急性期で
左凸の疼痛性側弯が出ていて、
周囲の支持筋の過緊張が診られる。
急性期なので、まずは突出した椎間板の
炎症を押さえる必要がある。
無理に矯正して動かすと、
症状を増してしまう可能性があるので、
~患部の炎症をとる~
という目的で施術を行なう。」
と言った感じでしょうか?
~患部の炎症をとる~
この目的を果たすテクニックなら
何でも良いわけですが、
その方にあったものを選択できると
いいですね。
一応念のため挙げると、
・椎間板の間を開くテクニック
例)マッサージや鍼でもそれを意識したもの
またはマッケンジーなどのポジショナル系
・突出した髄核にアプローチできる施術
例)鍼灸
または髄核矯正
・コルセットやさらし等で固定し、
患部の動揺を防ぐ
という感じですね。
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「施術精度」
ここまで完璧でも、その施術の精度が低いと
ダメですよね?
100m先に獲物がいて、
400m先まで届くライフルを持っていても
その獲物を仕留めるだけの精度がないと
撃ち落とすことはできません。
ここが弱い方が実に多いのです。
ここを2つに分類すると、
以下のようになります。
1、場所がずれている
2、刺激の種類を間違える
患者になると分かりますが、
施術を受けたときに、
「そこじゃないんだよ!」
と思う瞬間がありますよね?
また、
「その施術痛すぎる!」
なんてことはないでしょうか?
これでは結果は出ません。
かえって悪くなります。
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ただこの3つ、
「診立て」「目的」「施術精度」
さえ押さえれば、
必ず結果は出ます。
だって、ここ押さえていない方が
多すぎるからです。
意外とできていませんよ。