患者様目線で考える ことができますか?
前回の「正中認知障害」の話
どうでしたか?
目からウロコだったでしょ?
患者様に「意識して鏡を見る」と
指導するだけでしたよね。
世の中には分かってしまえば
目からウロコが落ちることだらけです。
だけどほとんど「間違った思い込み」
に惑わされる人が多いのも事実です。
今日のテーマ
「患者様目線で考えられますか?」
どうですか?
考えられますか?
実は以前、このことに触れています。
思い出しましたか?
「患者様目線で考えなさい」
よく言われますよね?
でもこれは完全に間違いです。
すぐに患者様目線は止めてください。
その理由をお話しします。
患者様目線を止めろという理由は
あなたがプロの治療家だからです。
もちろん、自身が患者として
治療を受けることもあるでしょう。
でも、その場合でも
一般の患者様とは違って
治療家目線が必ず混じります。
違いますか?
でもこれは仕方ないことです。
治療家でなかった頃は
患者目線で考えられました。
でも治療家になった人は残念ながら
完全な患者目線に戻れません。
どんなに努力しても
錯覚したままの患者様目線で
間違った判断 をするだけです。
自転車に乗れるようになった後で
乗れなかった頃の感覚に
どうしても戻れない
その感覚と同じことです。
でも間違ってほしくないことがあります。
それは一般の患者様の目線そのものを
理解することは非常に重要なのです。
ここは絶対に間違いありません。
でも、あなた自身は
患者目線に戻れません。
ではどうすればいいのか?
実はカンタンです。
思い出してみてください。
「意識して鏡を見る」よりも
もっとカンタンです。
単純明快です。
それはズバリ!
患者様本人に聞いてください。
直接、患者様本人に聞いてください。
カンタンでしょ?
でも多くの治療家が戸惑います。
どう聞いていいか分からない。
そうなんです。
重要なのは聞き方です。
患者様に「どう聞いたらいいか?」
じっくりと考えてみてください。
次回、ご説明します。