「施術」をするな!「治療」をせよ!
治療院を開業されている方に、
私がお伝えしていることがあります。
それは、
「『施術』をするな、
『治療』をそして『事業』をせよ!」
ということです。
いったいどういうことなのでしょうか?
今回は、
「治療」をせよ!
の部分について、
お伝えしたいと思います。
どうしても日々の業務として、
患者様の「施術」に当たることが
多いと思います。
しかも皆さんは、患者様を「治療」していると
思っていると思います。
しかしいらっしゃった患者様に
手技(マッサージや矯正など)や電気を当てている、
ただ漠然としている方は、
それは「施術」であり、「治療」ではないことの方が
多いのです。
「施術」は術を施す(ほどこす)ことです。
いくら治す為に行なっていたとしても
「施術」は「施術」です。
では「治療」とはいったいなんでしょうか?
「治療」とは、
治すことです。
つまりそれが治る方向を向いていなければ
「治療」とは言えないのです。
もう少し言うと、
「治療」はその場だけでなく、
その患者様を「管理」することも含みます。
つまり、
「治療」=「施術」+「患者様の管理」
ということになります。
患者様がどんなゴッドハンド級の「施術」をしても
またすぐ元に戻ってしまうのは、
「患者様の管理」が足りていないからです。
ここができるかできないかで、
患者様の治りが変わってくるのです。
それと変わるのは、患者様の治りだけではありません。
患者様はそんなあなたのことを
信頼の目で見ていくでしょう。
何かあったときにあなたを頼る、
そんな関係が築けてくるものです。
これはビジネスに例えると、
患者様は、ただの顧客ではなく、
ビジネスパートナーという存在になるのです。
そこに何が生まれると思いますか?
患者様は、私たちの協力してくれる仲間であり、
一緒に別の事業を立ち上げるパートナーかも
しれません。
そしてそこには、
お金が生まれますよね?
社会ってこうやって回っているのです。