施術内容を 出来るだけ具体的に伝える
患者様とのコミュニケーションにおいて
「ここを意識してお伝えする」
ということを4つお伝えしました。
1、誰でも分かることを言わない。
専門家としての見解を伝える
2、出来るだけ具体的に伝える
3、専門用語は使ってもいい。
ただ説明を入れること
4、希望を持たせること
今回は
2、出来るだけ具体的に伝える
についてお話しします。
コミュニケーションにおいて
患者様に納得して頂く必要があるのですが、
この際により納得度を上げるのに、
私は以下の方法をとります。
○数値化する
○今までの症例を用いる
まずは数値化です。
患者様が欲しがっている内容においては、
数値化してお伝えすることが
一番理にかなっていると思います。
例えばこんなシーン。
「先生、この手首の骨折は、
どのくらいで(骨が)つくものですか?」
「4週間くらいですね。
それまでの期間は、ギプスで固定し、
X-Pでついているかどうか確認してから
ギプスを外します。」
具体的ですよね?
「4週間」という数値を入れると
分かりやすく聞こえます。
数値は、期間もそうですが、
検査数値、ペインスケール、
現時点でのパーセンテージ、
なども入れるといいと思います。
次は症例についてです。
同じ疾患、症状において、
他の方はどうだったのか、
人は知りたいものです。
よって、こんな説明を入れると
いいと思います。
例1
「つい先日までいらしていた方で、
◇◇さんと同じ背格好の方がいたのですが、
しっかり週1回施術を続けて、
『(うちの院を)卒業』していきましたよ!」
例2
「以前□□さんと同じような症状の方が
いらっしゃっていました。
□□さんが行なっているのと
全く同じ治療を続けて
2ヶ月くらいかかりましたが、
ちゃんと治りましたよ」
症例をリアルに伝えることが出来れば、
相手は信頼をします。
ここを意識して行なって頂ければと
思います。
次回は、
患者様への説明に、
「専門用語」をあえて使え!
をお話しします。