「自費診療専門整骨院」がNGな理由
猫背矯正マイスターの小林篤史です。
私は整骨院経営者に
こんなお話をしています。
「自費のみの整骨院は、
やらない方がいいよ!」
今自費診療の導入が
必須だと言われています。
確かに自費診療を入れるに
越したことがないですよね。
その理由として、
『単価を上げることができる』からです。
保険診療では、顧客数がカギを握ります。
しかし自費診療だと、
顧客数はそんなに多くなくても
いいですよね?
ただもしあなたが整骨院経営者なら
「自費のみの整骨院」にするのは、
危険きわまりないのです。
自費のみの整骨院を行なう
明確な意図があるならまだしも
それがないなら、自費のみの整骨院は
絶対にやってはいけません。
その理由を
こんなお話からしたいと思います。
そもそも皆さんに共通する
整骨院の売りは何でしょうか?
みんなに共通する整骨院の売り、
もしくは柔道整復師の売りは、
『保険請求ができること』です。
わざわざその権利を捨てる
必要はないですよね?
その売りを捨てた時点で、
整骨院とは違う、そして明確な売りを
見つけなければなりません。
特に通常の保険診療だけでなく、
交通事故も捨てるわけです。
そうすることが、
良いことだとはあまり思えません。
またそれ以上に
理解しておかなければならないことがあります。
それは、
「整骨院は、整体より認知度が低い」
ということです。
そもそも「整骨院って何?」
って一般人に言われるケースが多いです。
異業種交流会やセミナーなどで
「整骨院を経営しています」
というお話をしたとします。
すると、たいてい何名かは、
「整骨院ってどんなことをするの?」
と聞いてきます。
つまり整骨院はまだ認知度が低いのです。
整体ならイメージが湧きますが、
整骨院はイマイチ一般人からすると
イメージが湧きづらいみたいです。
整骨院の認知度がそんなに高くない、
ということを理解しておく必要があります。
もし自費で行なうなら、
絶対的に整体で行なうべきです。
自費の整骨院は、
整骨院という名前を残したい、
国家資格を持っていると
いうことを見せたいという
その方のエゴだけです。
そこはしっかり市場評価を
受け入れるべきです。
業界に長々といると、
自分の視点や業界のリーダーの意見にとらわれがちです。
いろんな人の意見を聞いてしまい、
いったい自分は何をすれば良いのか、
これを見失いがちです。
しかし「物の本質」というものを理解することで、
今自分がどうすればいいのか、
これが見えてくるはずなのです。
そういう治療家であり、人間でありたいですね。
今の治療院経営者が
何をどう取り組んでいけば良いのか、
このセミナーでお話ししています。
「現場で即使える!猫背矯正セミナー」