施術者向けの「解剖書の見かた」をご存知ですか?
猫背矯正の実技を共有していく中で、
実は特に意識していることがあります。
それは何かと言うと、
「解剖書の見かた」
についてです。
「うわあ、つまらなそう・・・」
「そんなことどうでもいいから、
実技のセミナーをすればいいのに・・・」
そういう声が挙がりそうですが・・・
ただ、施術って、
基礎医学を駆使すると、
かなり結果が変わってくるのです。
私のセミナーに参加した方はお分かりなのですが、
解剖学って、学校教育では額面通りでしか教えてくれません。
「大胸筋という筋肉は、
起始が・・・で停止が・・・で、
こんな作用があります」
学問とすれば、これで十分です。
しかしもっと重要な見かたがあるわけです。
例えば線維方向。
筋肉によって線維の方向が違います。
その線維の方向に沿って筋肉を動かすと、
筋肉が緩みやすいのです。
また線維も一つの筋肉において一方向だけでなく、
いろいろな方向に変わったりするわけです。
また筋肉同士の関係性についても、
理解すると施術効果が異なってきます。
「筋肉のつながり」の話をしたことがありますが、
筋肉には「ご近所さん」が存在します。
そのご近所さんにどんな人がいるのか、
それをしっかり理解しているかということです。
隣の家が火事になったら、その隣の家も被害があるように、
ある筋肉がコリ固まれば、隣の筋肉もコリ固まるのです。
つまり、解剖書を見るにも、
ご近所さんとの関係性も見ておく必要があるのです。
ちなみにこの考え方は、猫背にもつながってきます。
猫背になると、いろんな筋肉が短縮してくるわけですが、
一つの筋肉だけが短縮するわけではございません。
一つの団体になって、短縮を起こすのです。
この考え方を理解するだけで、
結果が異なってくるのは目に見えてきますね。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
今度こんなセミナーをします。
専門学生向け、「施術解剖学」セミナー
「施術解剖学」ということで、
解剖学を施術に活かす方法と
実際のテクニックを披露したいと思います。
※あくまでも専門学生向けですが、
国家資格取得者でも施術の基本を学ばれて来なかった方、
イマイチ施術において
思った通りの結果が出ていない方は、ご受講下さい。
===================
☆施術において、
なぜ解剖学が重要なのか?
→ただ「基本だから・・・」とだけ
考えている方は要注意です!
☆施術者のための解剖書の「目の付け方」
→「解剖学者的な解剖書の見方」と
「施術者の解剖書の見方」は
明らかに異なります。
その違いをお伝えします。
☆「施術解剖学」的なアプローチ方法
→「あのコチコチな脊柱起立筋が10秒で緩む!?」
「『施術解剖学』的に診た腰痛アプローチ方法」
「肩こりはこの筋肉をこう狙え!」
などなど