首なし型を攻略する 目から鱗の秘訣とは?
さて、いよいよ最後のタイプ
首なし型についてお伝えします。
このタイプは名前の通り
首が肩に埋没しています。
なぜ首が埋没しているのでしょうか?
思い出してくださいね。
答えは一つではありません。
治療家としての
見識を高めるためにも
ちょっと考えてみてください。
ある人は
「肩の筋肉が盛り上がっている」
と言います。
別のある人は
「頸椎の前弯が強くなっている」
と考えます。
ほかにも
「肩が巻き込んでいる」
「僧帽筋を圧迫する神経根圧迫」
「骨盤が後傾している」
などなど…
まだまだ考えられます。
ほかにも正解はあるでしょう。
でも、この例示は以前もしましたが…
この先を覚えていますか?
大切なのは「発想の柔軟性」です。
思い出していただけましたか?
そうです。
「最初から首の骨が短い人がいる」
身も蓋もない答もあるということです。
どれもが正しい可能性はありますが
「いずれも当てはまらない人」が
現実には存在するということ。
だって、人間だもの。
首の骨が短いならば
肩の筋肉が少し盛り上がるだけで
埋没して見えなくなるのは当然です。
ここで重要なことは
ただ一つです。
実際に触ってみること!
あなたも私も治療家です。
触らなければわからないでしょ?
逆に言えば
触ればわかるのですから。笑
だから見極めてください。
思い込みで決めてかかるのは素人です。
プロなら「触って判断する」
絶対に手抜きをしないでください。
では「首なし型」猫背の
診るべき基本ポイントです。
1)僧帽筋上部線維
2)頸椎の弯曲
3)後頭部
4)側頸部
この4つをしっかりとチェックしてください。
僧帽筋上部線維は基本です。
すくんだり、巻き込んだりしていないか
よくよくチェックしてください。
そして同時に「頸椎の弯曲」をチェックします。
後頭部も必ず診てくださいね。
硬いかどうか確認しましょう。
そして「顔出し型」でのチェック事項も
思い出してくださいね。
それは「側頸部」でしたよね?
ここがガチガチのケースが多いので
忘れずにキチンと診てください。
基本は「必ず触って確かめる」
それでも決めてかからないことです。
柔軟な発想を持って常に
「もしかしたら?」
これを絶対に忘れないでください。