間違った固定概念を打破する方法
昨日少し触れた
リフレーミングについて
もう少しお話しします。
リフレーミングとは
壁にぶち当たった時などに
今まで持っていた固定概念を
打破して書き換えることです。
患者様の思い込みが
治らない原因になっている
そんな場合に必要な手法です。
固定概念を打破することで
隠れた可能性を最大限に
引き出すことができます。
この固定概念の打破は
本人だけでは不可能です。
第三者の力が必要になります。
だからこそ治療家が
キチンと導く必要があります。
今日もリフレーミングの事例を
身近な世間話で説明します。
「上司が四六時中、私を怒鳴ります」
こんな相談を受けた場合
本人にとっては事実でしょうね。
でも何らかの原因によって
本人がそう感じているだけ
ということがかなり多いようです。
こう答えるとどうでしょう?
本気で接してくれる上司ですね。
本当にうらやましいですね!
全く違う印象になりました。
同じ事実がこれだけ変わります。
これはどうでしょうか?
「去年より忙しくて、残業続きです」
これも本人には深刻な問題でしょう。
これにはこう答えてみました。
それだけ実績を上げているんですね。
あなたって実は凄い人なんですね!
どうでしょうか?
このように視点を変えるだけで
スイッチが入るかもしれません。
私への相談でも、こんな事例があります。
開業したばかりですけど
患者様がなかなか来ないんですよ。
私はこう答えました。
開業したばかりの時は
そんなもんですよ。
私もそうでした。
慰めではなく、そんなものです。
この一言があるだけで本人の心は
かなり救われると思います。
自分自身のことは分からなくても
第三者の立場から見れば
誰でも気づきはあります。
リフレーミングを活用して
患者様の間違った思い込みを
正しく書き換えてあげましょう。