超一流になりたければ、 意識を高く持ち続けること
野球人である私が尊敬する選手に
前田智徳という選手がいます。
もう引退していますが、
誰もが彼のことを天才バッターと言います。
元中日監督の落合GMは、
「今の日本球界に、
俺は2人の天才打者がいると思っている。
1人がイチローで、もう1人が前田なんだ」
その名指しで言われたイチローは、
「自分は天才じゃない。
天才とは、前田さんみたいな人」
でも彼はそんな姿は絶対に見せず、
「天才なら.380とか.390とか打ちますよ。
僕は並の選手なんで3割くらいなんです。
野球の神様が、お前は選ばれた人間じゃないから
ここで怪我して頑張れよ、
って試練を与えてくれたんだと思いますね」
求めるものが異常に高いのです。
特に練習風景については、
周りの選手から見ると、
鬼気迫る感じがしたようです。
「それこそ武士みたいな表現をよくされるけど、
まさにそのとおり。
独特の世界を持ってるし、
あれは何か命かけた真剣勝負してますよ。
野球じゃない何かに自分の命かけてる感じ。」
(緒方現広島監督)
最近思うんですよ。
治療家にもこういう侍(サムライ)的な
人がいなくなった・・・
どうにかしてやってやろう!
ここまで追求している人が
少なくなってきたように感じます。
技術を追求してもやっていけない・・・
確かにそういう時代に突入してるのも
理由ではありますが、
だからといって技術を勉強しなくていい、
というのは違うと思います。
実は私もかつて技術を鬼のように磨き、
医学書を必死こいて見ている時代が
ありました。
まだこの業界に入ったばかりの、
20代後半のときです。
実は2000年のときに25歳だったのですが、
このときTVを見た記憶が
ほとんどありません。
よってこのとき流行ったドラマや音楽など
全く分かりません。
また服もほとんど持っていませんでした。
とても今思うととてもかっこわるい時代です。
でもそんな時代があったからこそ、
今の自分があると思っています。
このメール講座をご覧の方に
学生だったり、まだこの業界に入って
間もない方もいらっしゃると思います。
そんな方はどんどん自分の技術を
磨くべきです。
最後にこんな話をして、
今日のブログを締めたいと思います。
若いうちに流さなかった汗は、
老人になって涙となって体から出る。