成功の秘訣は「素直さ」にある
私の師匠だった方が
私たち従業員に対し
言った言葉です。
患者様の言葉は正しい。
だから患者様の言葉を
素直に聞きなさい。
その言葉の背景には
こんなことがあったそうです。
自分が完璧に施術をした、
と思っている先生がいました。
でも背術が終わった後に
患者様が首をかしげています。
院長先生がそれを見て
その先生に言いました。
「どうしたんだ?」
あの患者様が少しおかしいんです。
鍼を打って筋肉が緩んでるのに
まだ痛みがあるようなことを
言っているんです。
「それは、お前がおかしい!」
なぜなら患者様は
素直に「治っていない」と
教えてくれているじゃないか。
どうして気づかないのだ?
どうですか?
私が考えて欲しいと思うのは
しっかりお客様の立場になり
患者様の言い分に対して
素直になる必要がある
素直に聞く耳を持て
ということです。
ただ盲目的に
患者様が言うことに従いなさい
と言っているのではありません。
相手がどう思っているのか?
素直に訊き出し解決すること
これは信頼構築の第一歩です。
この違いを認識してください。
これができないと
その状況に気づかず
同じ問題を抱えたまま
仕事を続けてしまうのです。
私が職員の採用に際して
面接するスタッフに
指示することは
少しくらい不器用でもいい。
知識が不足していてもいい。
素直な人だけ採用しなさい。
この視点は重要です。
不器用さ
これは本人の努力で克服できます。
知識不足
これも本人の努力次第です。
しかし「素直さ」だけは
人間の資質に関わることであり
長年かけて蓄積されるものです。
並大抵の努力くらいでは
克服できない場合がほとんどです。
克服できないことはありませんが
元々、素直な人の成長力には
到底及ばないのが普通です。
とはいえ普段の心がけ次第
であることも事実です。
そのくらい「素直さ」は重要です。
頭デッカチでは素直になれません。
大成しようと思うならば
ぜひ素直な心を磨いてください。