顎が上がる人への3つの治療ポイント
よく会話している時に、顎が上がって来る人いませんか?
こういう方は頚椎上の特徴がでます。
具体的に顎が上がる人は、頚椎のどの場所にどんな特徴が出るのか、またどう対応すればいいのか、お伝えしたいと思います。
目次
顎が上がる人は頚椎において、一ヶ所だけ弯曲が強くなる
顎が上がる人の特徴、それは、「頚椎において一ヶ所だけ反りが強くなる」ということです。
まずは写真をご覧ください。
顎が上がる人は、頚椎の前弯が強くなります。
しかも一ヶ所だけ強くなるケースが多いのです。
またその部分にシワがよる傾向があります。
シワがよるということは、その部分だけを使って普段曲げているケースが多いわけです。
したがってそのシワがよる部分を触診すると、ポコっと凹んでいるケースが多いのです。
顎が上がる人のチェック法
先ほどシワによるチェックもしたのですが、上を向かせてみるのが一番です。
こちらの真ん中の写真の場合、首を支点にして上を向いています。
こういう上の向き方をする方の場合、顎が上がりやすいのです。
顎が上がる人の体におけるリスクとは?
顎が上がる人の場合、いろいろな身体的リスクがありますが、その中で一番のリスクは、頚椎症を始めとする頚椎疾患です。
特に椎間孔を圧迫する可能性が高いこと、一ヶ所だけ頚椎前弯が強くなることで脊柱管が狭まることから、頚椎疾患が起こりやすくなります。
よっていかにこの部分の前弯をとっていくかが、施術や日常生活においてのポイントになります。
顎が上がる人への3つの治療ポイント
顎が上がる人への治療ポイントは、大きく分けて三ヶ所あります。
1、頚椎前弯が一番強い部分
先ほどからお話ししている通り、頚椎前弯の一番強い部分、つまり頚椎においてポコっと凹む部分が患部になります。
この部分への施術がポイントになります。
ただここでやってはいけないことがあります。
【やってはいけないこと①】
うつ伏せで頚椎を上から押すようなことをしてはいけない。
→かえって頚椎前弯が強くなります。
【やってはいけないこと②】
仰向けで下から頚椎を前方に押し出すようなことをしてはいけない。
→①と同様に、頚椎前弯が強くなります。
2、頭頚移行部付近
たいてい顎が上がる人は、頭頚移行部が短縮しております。
特に頭頚半棘筋や後頭筋、頭頚板状筋が短縮を起こしているケースが多く、ここの短縮を解放したいわけです。
またここでは詳しくは述べませんが、顎が上がっている方の多くは前方環椎になっております。
よって本来はそこまでケアしていく必要があります。
3、上部胸椎
そもそも本来顎が上がってしまう体になってしまった原因を押さえる必要があるのです。
それはどこかというと、姿勢からくるものであり、本来は猫背からくるものです。
しかしながら猫背を治したからといっても、顎まで治らないケースが多いもの。
よってそこで最大のポイントになるのが、意外と上部胸椎だったりするものです。
特に胸椎1、2番は最大の治療ポイントになります。
※胸椎1、2番への施術は、こちらもご覧ください
この部分が適切にできると、施術力だけでなく、リピートにつながります。また売上も劇的に上がって来るのです。
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