患者様との関係性は 「質問力」で決まる
私たち治療家は技術者であり経営者です。
どちらの立場であっても必要なスキル。
それは患者様とのコミュニケーションです。
しかし、コミュニケーションを図るには
どうしたらいいのでしょうか?
最も簡単なコミュニケーションの基本は
「しっかり聞き、質問する」ことです。
いい質問をすれば、いい答が返ってきます。
患者様の話に耳を傾ける時には
聞くのではなく「聴く」です。
ぜひ実践してください。
耳で聴いて、目で聴いて、心で聴いて
十分に聴くことが「聴く」だそうです。
もちろん笑顔も添えましょう。
さらに冒頭に書いた通り
いい回答をもらうためには
いい質問をしなければなりません。
それが「訊く」という
態度に現れてきます。
いい質問をすると何が起こるのか?
相手との間にラポールが築けます。
ラポールとは「お互い何となく好き」
という状態を言います。
ラポールを築くことができれば
相手とのコミュニケーション自体が
とてもスムーズに運ぶようになります。
例えばこのような質問です。
なぜ当院を利用しようと思ったのですか?
猫背になったことで
一番困っていることは何ですか?
同じ猫背だとしても
困っている内容は人それぞれです。
「猫背だから痛い」ことが困るのか?
それとも
「猫背の見た目がかっこ悪い」
から困るのか?
これらは施術方針にも関わります。
心を込めて細かい症状の部分まで
しっかり訊きましょう。
そして、なぜその院を選んだのか?
ここも細かく訊きましょう。
近いから来たのか?
たまたま看板見たからか?
インターネット検索で見つけたか?
さりげない質問ですが
慣れないとなかなか身に付きません。
これは集客のリサーチに役立ちます。
互いに役立つ質問をしましょう。