顎が上がる人は「腰が痛い」人
前回、顎が上がる人は
身体のいろいろなところに
不調が出てくるという話をしました。
今回は「腰痛」についてお話しします。
顎が上がるからといって
顎を下げる治療だけをしても
症状が改善することはありません。
そもそもの話ですが
症状だけに惑わされては
本当の治療家とは言えません。
その症状がなぜ発生するのか?
本質から考えないと判断ミスします。
考え方はいろいろありますが
構造的アプローチを行なう場合に
基本的な考え方のルールがあります。
「原因は下にあり、下から整える!」
という原則です。
つまり足から股関節、骨盤と
下から順番にアプローチをかけ
最後に頚や頭というイメージですね。
顎が上がる人は、下から診ていくと
腰を診た時に腰痛に気づく
という傾向があります。
顎が上がることにより
ほとんどの人の背中が丸まります。
そもそも身体の構造は
前に出たり後ろに引っ込んだりして
全体のバランスを取るのです。
ということは
背中が丸まることによって
どこかが出っ張ることを意味します。
背中が丸まった人は
どこがどうなるのでしょうか?
多くの人は「腰が反る」ことになります。
つまり「腰椎が過前弯」する
というケースが圧倒的に多いのです。
プロの治療家の皆さんなので
腰椎が過前弯したら
腰痛になりやすくなる
ということは十分お分かりだと思います。
ということは
腰椎の過前弯を取る施術を
しっかり行う必要があるということです。