患者様は「お客様」なのか?
あなたの患者様は
「お客様」ですか?
いきなり変な質問から始まりました。
1分間、時間を差し上げます。
そんなの当たり前だと一蹴せずに
一度真剣に考えてみていただけませんか?
もし、あなたの患者様が「お客様」なら?
あなたと、お客様との関係はどうですか?
よくよく考えてみてください。
前回、治療家の仕事の本質は
人を育てることだと言った理由にも
深いところで繋がっている質問なのです。
お客様と治療家とは
どちらが偉いですか?
どちらに主導権がありますか?
治療家に対して主導権を持つような
患者様と治療家との関係
おそらく長くは続きません。
なぜなら
本物の信頼関係が
築けていないからです。
この業界に限らず
「お客様商売」をしている間は
本当の意味で稼ぐことはできません。
なぜかというと
相手を信頼するという
信者の関係が構築されていませんから。
信用ではなく信頼の関係
あなたがお客様として扱う限り
相手も「数ある治療家の一人」
としか見ないからです。
では、どう扱えばいいのでしょう?
あなたは
その患者様のことが
本当に大切ですか?
本当に大切な相手なら
その方はクライアントです。
お客様とクライアントは
どう違うのでしょうか?
クライアントとは
専門家に仕事を依頼した人
という意味が込められた言葉なのです。
単なる「お客様」とは一線を画します。
クライアントは、なぜ
「あなたに」依頼するのでしょうか?
それは…
あなたを専門家として
心から信頼しているということです。
患者様自身にはもちろん
そのような自覚はありません。
それは「あなたが決めるべき課題」です。
あなたと患者様との関係は
クライアントなら価値観を共有すべきです。
私は時々
このような質問を受けます。
いい患者様に来てもらうには
どうしたらいいですか?
全てはあなたの心構え次第です。
私は1回の問診だけで
確実にクライアント化します。
この業界に限りませんが
全ては第一印象で決まります。
クライアントになった患者様は
私の言うことを全部聞きます。
全ての指示が守られます。
だからよく治ります!
クライアントは決して逃げません。
「ここに来れば必ず治る」という
揺ぎない信頼関係があるからです。
ただの一見さんの関係ではないのです。
考えてみてください。
信用できない人の施術を
受ける人はいませんよね?
だから施術をする前から
「この人なら治してくれる」という
イメージを伝えなければなりません。
そのためには
どうすればいいのか?
すべては
あなたの考え方と
行動次第なのです。
あなたが患者様をどのように考え
どのように扱うかで全てが決まります。
ここは「教育」の考え方の応用になります。
しっかり意識しましょうね。