患者様へ希望の与え方
時々こんな声を耳にするのですが、
「患者様に『治る』とは言わない方がいい」
と考えられている方がいらっしゃいます。
自分達はドクターでも何でもないので、
「治る」という言葉は後々問題になる、
だから言わない方がいい、
という主旨です。
ただみなさん、
こんな状況を想像してみて下さい。
患者「先生、これって治るんですか?」
先生「うん、改善しますよ!」
こう先生に言われた患者様、
いったいどう感じるのでしょうか?
普通「治りますか?」と聞かれたら、
「治りますよ!」と答えると思います。
そこで「治りますよ」ではなく、
「改善しますよ!」と言われたら・・・
少し違和感ありますよね?
もし「治せる」という自信がなければ、
「完全とは言い切れませんが、
ちゃんと治療を続けていれば、
治っていきますよ!」
など、修飾する言葉を入れれば、
いいことですよね?
そもそも患者様は何を求めて、
みなさんの院に
ご来院されるのでしょうか?
◇今自分がどんな状況で、
◇どうすれば治るのか?
それで「治して欲しい」のが
患者様の本心ですよね?
だから「治りますか?」
という質問をしてくるのです。
そこで語尾をモヤモヤさせたり、
中途半端な返答をしたら・・・
そんな先生は信頼されますか?
こういう意味もふまえて、
私たち治療家が
絶対にやって欲しいことは、
「患者様に希望を与えること」
です。
つまり「治る」と言い切れることです。
そして「治る根拠」を明確にする、
どうすれば治るのか教えることです。
そうすれば、患者様は、
「○○先生に診てもらえれば
治るんだ!」
と感じるでしょう。
また、
「やっとこういう先生に出会えた!」
とまで感じてもらえるかもしれません。
ちょっとしたことですが、
こういうところをしっかりやっていけば、
いいのではないでしょうか?