その患者様が整骨院に通うのをやめたわけ。患者様離脱について考えてみる
たまたまですが、知人の奥様から興味深い話が聞けたので、シェアします。
彼女は腰が痛くなり、徐々に脚にしびれが出るようになってきました。
よって近所の整骨院に行きました。
整骨院では電気とマッサージをしてもらったようです。
その整骨院の先生に「通ってください」と言われたので、言われるがままに、3回ほど通ったそうです。
ただ彼女は平日仕事をしていたので、土曜日しか空いていなかったのです。
よって土曜日にその整骨院に通っていたのですが、いつの日か行かなくなったのです。
一体なぜ彼女は通わなくなったと思いますか?
答えは、「行くと1時間くらい待たされる」からだそうです。
昨今共働きをするケースが多く、土曜日しか時間が取れない人が多くなってきています。
よってどうしても土曜日は混むことが多いと思います。
また保険診療のみで、予約制にしていない整骨院も多数あるのではないでしょうか?
患者様からすると予約を取る煩わしさもあったり、院側としては管理するのが面倒だったりするので、予約制にしなかったりすることはあると思うのです。
しかし彼女みたいに、せっかく通おうと思っている患者様を簡単に手放してしまうケースも少なくないと思うのです。
うちの整骨院ではしっかりつけておりますが、離脱率をいかに減らすか、ここは整骨院経営でポイントです。
※念のため
離脱率=先月来ていて今月来ていない方÷先月来ていた方
うちの整骨院では、離脱率の目安として15%としております。
この離脱率施策として、どんなことを行なっているかです。
整骨院の先生方は、離脱率が高い理由として、以下のことを挙げるのではないでしょうか?
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- 技術がない
- 患者様の求めている施術ができていない
- 施術費が高い
- 治らない
- 次に繋がる仕組みがない
整骨院の先生方は、離脱率が高い場合、対策として以下のことを考えるのではないでしょうか?
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- どんな施術をすればいいのだろう
- リピートするのに、何を患者様に言ったらいいのだろう?
- 回数券を使った方がいいのでは?
- 施術計画書を作ろうか?
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少し経営を勉強されている方なら、こんな発想をすることが多いです。患者様が離脱する理由で最も多いのは、「理由は特にない」アンケートを取ると「特にない」と記入したりするケースは多いのかもしれませんが、実はよーく聞いてみるとこんな理由があったりするのです。
では彼女が通っていた整骨院の場合、どういう対策を練ればいいと思いますか?
例えばですが、「土曜日だけ予約優先制にする」など策を講じておくのがいいのではないでしょうか?
保険診療であってもスムーズに入れる環境を作っておくことは大切です。今の時代、面倒なことを極力避けたい人が多いわけです。
だからこそ、予約してでも待たされない環境を作っておきたいわけです。ディズニーランドのファストパスが一番わかりやすい例だと思うのです。
この辺りを考えてやっていくといいと思います。整骨院のオペレーションでつまづいている院が多いのですよ。
整骨院の自費診療では、オペレーションが回らないと、下記のような業績は絶対に出ません。