整骨院の繁盛店と高校野球の強豪との共通点とは?

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今高校野球真っ只中。私も月曜日に甲子園で、優勝候補の大阪桐蔭の試合を観戦してきます。

ここで皆さんに質問します。高校野球で強い高校は他と何が違うかご存知ですか?

 

 

高校野球で強い高校の基準

1、選手の素質

 

まずは選手の素質です。そもそもやるのは選手ですから、いい選手を引っ張ってこれれば、問題ないわけです。特に肝となるのはピッチャーとキャッチャーです。高校野球最強チームだという呼び声が高い、1998年の横浜高校。この時に松坂大輔ばかり注目されていますが、実は松坂が横浜高校への入学を決めた理由は、キャッチャーの小山良男から誘われたからです。バッテリーがいいとチームが強くなることを彼らはわかっていたのです。

 

 

2、監督力

 

監督力も重要です。監督力というと、指導力ばかり注目が集まりますが、高校野球において戦略を担うのは監督の役割です。経営と同じで、戦略がダメならいくら戦術を整えても勝てません。よっていくらいい選手を集めても監督がダメならダメなのです。

 

 

 

しかし他の要素で、強い高校と弱い高校に差を見ることができます。球場に行くとわかります。さて皆さん、どこで見極めると思いますか?

 

答えは、応援です。応援が強いチームは、確実に強いです。

 

 

応援が強いチームが確実に強い理由

 

なぜ応援が強いチームが強いと言い切れるのでしょうか?それはチームだけでなく、周囲を巻き込む力を持っているからです。野球は一人ではできないスポーツです。またサポートが必要でもあります。その中で応援というものは、選手を鼓舞するだけでなく、グランド全体の流れを引き寄せるくらいインパクトがあるのです。

 

今はなきPL学園。清原や桑田がいた時に、一世を風靡したのは、「人文字」による応援です。

 

PL学園人文字

サンケイスポーツWEBニュースより抜粋

 

お分かりだと思いますが、これは数日間の練習でできるものではありません。ずっとこの日のために練習してきたものでしょう。今でも印象に残っています。

 

 

 

私は今では古豪と言われる、横浜商業高校(Y校)の野球部でした。今でこそ神奈川は、横浜高校と東海大相模が君臨し、慶応や桐光学園があとを追う、そういう構図になっています。しかし私が入部した28年前は、神奈川といえば、Y校か横浜高校と言われていました。そんな私がいた頃は部員数160名。一年生の時に甲子園でベスト8に入りました。

 

 

 

Y校では入学後に一年生は全員1ヶ月ほど毎日応援練習があります。もちろん野球部は毎朝行ないますが、一般生徒も昼休みは教室に音楽が流れ、放課後は講堂で一年生全員揃って応援練習を行なうのです。応援団はほぼ全員野球部で構成され、上下関係で成り立っていました。

 

 

よって絶対に服従の世界でした。

 

 

少しでも一般生徒が応援練習をサボっているようなら、私たち野球部が厳しく「指導」されました。「朝の集会」の時間が近づくとビクビクしていましたよ・・・

 

ただそのくらい厳しく練習を行なうと応援中は確実に声が出るものです。これは一般生徒がフラッと野球場に来たとしても、一生懸命声を出して応援するわけです。

 

 

 

よく

「頑張れ!」

「ファイト!」

「楽に楽に!」

とか一人一人が個別に別々のことを言っているチームもありますが、一人で言ってもたかが知れています。おそらく選手まで、声が届かないでしょう。しかし全員が一斉に、「頑張れー!コバヤシ!」と言ったら、どうなりますか?球場全体に響き渡ります。

 

 

 

昔桐蔭学園で高橋由伸を育て、現在新設校である星槎国際湘南高校を強豪にのし上げた土屋恵三郎監督は、横浜高校とY校だけは、絶対にノラせてはいけない。少しでも流れを引き寄せられると、応援が球場全体を包み込み、一気に持っていかれる。と言っていました。私は内部の人間なので、わかりませんでしたが、他校の監督はY校の応援をそのくらい恐怖に思っていたそうです。

一昨年の夏、神奈川の予選を観戦しに行きました。Y校の応援が28年前と比較してイマイチでした。当時を知る人間からすると、「やる気あるのか!?」って思ってしまうほどです。「近年甲子園はおろか、中堅校にも勝てていない現状」それを目の当たりにしたのを覚えています。

 

 

 

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高校野球の応援を整骨院経営に当てはめてみると・・・

 

高校野球の強豪と整骨院の繁盛店は、基本的に考え方は同じです。選手=人材ですし、監督=院長(社長)です。ただ今回応援の部分について、整骨院経営に当てはめてみましょう。

 

人を雇っている場合、スタッフがバラバラな施術をしていたら、どうなるでしょうか?その院自体、何を強みに何をしている院なのか、わからなくなります。

逆に院長と同じことをスタッフができると、その院は圧倒的な強さを発揮します。それは施術だけではなく、説明もです。よって施術者だけでなく受付までも同じことを言える必要があります。

 

 

だからこそ院の理念や強み、価値が明確になったら、それをわかりやすい言葉にして伝えられるようにしていく必要があるのです。「◯◯さんの今の腰痛の原因は、姿勢から来ています。だから猫背矯正を行なった方がいいと思いますよ。」こういうご提案を他の施術者はもちろん、受付スタッフ、院長の奥様など関係者ができると、一気に自費導入が加速します。そしてそれが患者様までできると、爆発的にクチコミが広がるのです。

 

 

 

しかし院長先生だけが、いろいろなテクニックを勉強している、そうして自分一人だけやっている、よくそういう先生をよくお見受けします。この場合、絶対にその院は伸びません。自分の技術だけ伸びるだけで、他の先生ができないので、底上げには繋がらないからです。よってスタッフも成長しないですし、考え方にギャップが出ます。

 

 

 

スタッフはそのままですが、院長が成長するので、差が開く一方ですよね?徐々にスタッフは、「院長ばかり・・・」と妬み始めます。よって徐々にやる気がなくなり、もっと勉強できる職場を探そうとするのです。

整骨院の場合、一つ基盤となる施術を作り、それを軸に打ち出していくことがとても大切です。

一人でやってもたかが知れている、どうせやるなら全員でやる、このことを認識して頂ければと思います。特に自費導入については、全員で行なうことは必須です。

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