前肩型は肩甲骨を寄せても改善しない。
「猫背は肩甲骨を寄せると改善する」
そう思われている方は多いでしょう。
都市伝説のようなこの話が生まれた
背景とは何でしょうか?
この話が独り歩きし始めたきっかけは
いつの頃からか定かではありません。
実際は肩甲骨を寄せるだけだと
すぐ元に戻ってしまいます。
理由は簡単です。
ただ肩甲骨を寄せるだけでは
前肩型猫背の原因になっている
「大・小胸筋、三角筋前部」
これらの短縮が取り除けません。
「前肩型猫背」を改善する前提として
「大・小胸筋、三角筋前部」を緩める
ことが不可欠になるからです。
この緩め方が一番のポイントです。
これら3つの筋肉を緩めるために
「ちょっとした知識とテクニック」が
大いに皆さまの手助けになります。
特に大胸筋を緩めることは
最大のポイントになります。
大胸筋を緩める理由は何でしょうか?
「大胸筋が短縮しているから・・・」
その通りですが
その短縮筋を緩めたとしても
すぐ元に戻ってしまうのが現実です。
私が提唱する「形状記憶理論」でも
「潰れたボールは元に戻る」と
短期的に見ると
2~3日後、筋肉が元に戻る
という可能性は十分あります。
ところが実際に続けていると
今まで硬かった大胸筋が
少しずつ緩みます。
3ヶ月後には「前肩が治った!」
という状態を体験します。
肩甲骨を寄せる必要は
全くありません。
今日は短時間の動画を使って
「大胸筋の緩め方」をお伝えします。
※動画はこちらからもご覧になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=l_XG3F1vr38
大胸筋を緩めるポイントは次の3つ。
1)肩関節のポジショニング
2)指の使い方
3)動かす方向
これをしっかり行うことで
1分以内の短時間で
必ず緩みます。
ところが大胸筋を緩めても
「前肩型猫背」が解消しない
というケースは確かにあります。
そんな方たちのために次回は
「小胸筋の緩め方」をお伝えします。