「患者教育」はするな! 「治し方」だけ教えろ!
昨日「施術者だけで治すな!」
というお話をしました。
理由は、施術者が一生懸命治そうと勉強するが、
そもそも患者様の意識を改善しない限り、
治って来ないからです。
こういうとき、現在の治療家業界だと、
「患者教育」が必要だと言われます。
しかし私はこの「患者教育」というスタンスを
あまりお勧めしていません。
そもそも患者様は
教育を受けにみなさんの院に
来ているのでしょうか?
施術、もしくは治療を受けに、
来ているのですよね?
そこで教育的なことをされたら・・・
だから軽く一言でいいんですよ。
「○○すれば治りますよ!」
患者様は何を求めているかというと、
◇今自分がどんな状況で、
◇どうすれば治るのか?
この2点です。
これに患者様が納得いく形で
みなさんが応えることができれば
それだけでいいのです。
そこでみなさんのお話に
患者様が食いついてきたら、
その詳細をお伝えすればいいのです。
一応同じ症状において、
いい例と悪い例を挙げておきます。
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〜ギックリ腰でご来院した患者様〜
悪い例)
「これはギックリ腰ですね。
しばらく治りませんから、
痛みがとれるまで自宅で安静にしていて下さい」
良い例)
「これはギックリ腰でも椎間板を傷めていますね。
完全に患部が修復されるまでは、
2、3ヶ月かかりますが、
今の痛みは治療を続けて
普段安静に保っていれば、
2週間あれば改善しますよ。」
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いかがでしょうか?
次回は
「患者様への適切な伝え方」についての
解説をしていきます。