阿藤快さん「背中の痛み」から考える

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先日阿藤快さんがお亡くなりになりました。

阿藤快

 ※写真は「日本タレント図鑑」より

原因は「大動脈破裂による胸腔内出血」ということらしいです。

 

以前より「背中が痛い」と訴え、湿布を貼ったりいろいろマッサージなどの施術を受けていたようです。
 

タレントの日出郎さんが、舞台で共演したときに、阿藤さんがあまりにも痛い痛いというので、何度も背中のマッサージをしたようです。

マッサージ

 
 
その中で「指が入らないぐらい背中が硬かった」と振り返っていました。
 
 

 
 
皆さんの整骨院にも、「背中が痛い」と訴えてご来院される方もいるでしょう。
 
 
ここで治療家として重要だなあと思うことは、「背中が痛い」と患者様が仰られた時に、どんな疾患にかかっている可能性があるのか、すぐいくつか浮かぶことです。
 

治療家なら「鑑別診断」という言葉が浮かぶと思いますが、実は鑑別する以前に疾患名が浮かばなければ、鑑別も何もないのです。
 
 

 

まず背中の痛みなら、
 
○外傷の有無
○自発痛
○患部の炎症反応(熱感、腫脹など)
○運動痛
 
を確認します。
 

 

 
ここで筋肉性のもの、骨性のもの、神経系のもの、内臓からくるもの、それ以外のものと区別するのです。
 
 
ぶつけた、咳やくしゃみをした、転んだ等外傷があれば、まず筋肉性や骨性を疑います。
が、外傷の瞬間に内臓を損傷することもあるので、ある程度内科的なものも頭の片隅に入れておきます。
 
打撲
 
自発痛があるときは、炎症系のものか、神経痛なのか、内臓から来るものなのか、鑑別が不可欠です。
 
 
特に起因がなく、運動痛だけの場合は、筋肉性のものと判断してもいいかもしれません。
 
 
目立った原因がない背中の痛みの8割は筋肉のコリからくるものです。

この場合は、どこが痛いのか確認し、その痛い部分を指で押してあげると、「そこです!」という部分に当たります。

 
 
もし「そこです!」ではなく、「そのあたりです・・・」くらいに濁されたら、その部分は当たりではないかもしれません。

それが「そこです!」になるまで、しっかり探すようにしてください。

 
 
しかし探してもなかなか見つからない、「痛い場所がボヤッとしている」場合は、神経性や内臓から来るものの可能性が上がってきます。
 
 
腹痛 内臓

そのあたりも頭の中に入れて鑑別していくといいと思います。
 
 
前出の阿藤さんの場合、日出郎さんが「指が入らないぐらい背中が硬かった」と言っておりました。
指が入らないぐらい硬いとなると、「筋肉の硬さから来る背中の痛み」と考えてしまうでしょう。
 
 
でも阿藤さんは大動脈破裂で亡くなりました。
 
 
内臓体性反射という言葉があるように、内臓が悪いときに関連する筋肉に反応が出るものです。
その辺りも考慮に入れて鑑別出来るようにしましょう。
 
 
阿藤快さんのご冥福をお祈り申し上げます。
 

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