「前肩型猫背」攻略法、三角筋をより確実に効果的に緩める方法とは?

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「前肩型猫背」について、大胸筋・小胸筋の施術について過去の記事で投稿しました。

 

大胸筋への施術方法はこちら

 

小胸筋への施術方法はこちら

 

今回は「前肩型猫背」攻略法について、最後の三角筋についてご紹介します。

 

 

「前肩型猫背」において、「三角筋への施術の立ち位置」とは?

前肩

 

 

実は「前肩型猫背」において、これまで説明した大胸筋、小胸筋の2つをキチンと緩めることができれば、ほぼよくなります。特に前肩型猫背の場合、肩関節の内旋によるものが多いからです。よって肩関節の内旋筋である、大胸筋、それと広背筋への施術はポイントになります。

 

また小胸筋については、肩甲骨に関与します。特に肩甲骨が前傾している場合、小胸筋の短縮が起きていることが想定されます。よってこの小胸筋をどう伸ばすのかもポイントになるのです。

 

ただこれから説明する三角筋前部線維という部位への施術において、どのようなスタンスで行なうべきなのか、明確にしておく必要があるのです。

 

三角筋前部線維への施術は、より前肩型猫背をよくするための、「最後のダメ押し」です。つまり、ここまで行なっておけばかなり肩の位置が後ろに引けて良くなってくるのです。

 

三角筋前部線維と「運命共同体の筋肉」とは?

 

出典;James H. Clay. クリニカルマッサージ,医道の日本社,2004,379p

 

上記の三角筋前部線維の画像を見て下さい。隣にある筋肉は、どの筋肉ですか?

 

三角筋前部線維の隣にあるのは、大胸筋です。つまり三角筋前部線維と大胸筋は、ある意味「運命共同体」として作用しています。

 

「腕を前方に上げる」という動作を想像してみましょう。運動学的に言うと「上腕の屈曲」になるのですが、この運動において作用する筋肉は、三角筋前部線維と大胸筋です。

 

つまり三角筋前部線維と大胸筋は、同じように作用する筋肉なのです。よって三角筋前部線維を緩ませることは、「前肩型猫背」を直す上で大切なことなのです。

 

それとこれは補足ですが、三角筋前部線維と大胸筋の間にある、「三角筋胸筋溝(さんかくきんきょうきんこう)」も着目するといいでしょう。施術においては、ポイントになる箇所です。

 

 

三角筋前部線維が短縮を起こすとどうなるのか?

 

三角筋前部線維ですが、触ってみると多くの方がガチガチに固まっていることがわかると思います。またこの部分は短縮を起こすと、上腕骨頭が前方に倒れます。このような感じです。

 

上腕骨が前方に傾く

 

こういう姿勢の方も多く見受けられると思いますが、この多くが大胸筋でもなく、小胸筋でもなく、三角筋前部線維の問題です。よって「前肩型猫背」において、小胸筋が前に出てこない黒幕的存在だとしたら、三角筋前部線維は本当の原因とであると考えても不思議でもありません。

 

 

「前肩型猫背」が簡単そうでいて、実はなかなか治らない理由とは?

 

三角筋前部線維由来の「前肩型猫背」において、なかなか治らないケースが多々あります。その理由として次の2つが考えられます。

 

理由1)三角筋前部線維がなかなか緩まない

三角筋前部線維がガチガチに固まって
なかなか猫背が治らないというケースです。

理由2)上腕骨頭が前方にズレてしまっている

肩関節をよーく触ると、上腕骨頭が前方にズレているケースがあります。

 

上腕骨頭が前にズレてしまう

 

これは上記の写真を見ると、上腕骨頭が前方にズレているのがわかると思います。

 

 

三角筋前部線維の施術方法

 

では三角筋前部線維をどうやって施術すればいいのでしょうか?三角筋前部線維を緩めるポイントは次の2つです。

 

ポイント1)三角筋前部線維が固まったコリに対ししっかり当てる

三角筋前部線維は、コリコリしていて動くので、施術が大変です。よっていかに指でコリを掴むかがポイントになります。

ポイント2)三角筋前部線維を肩関節方向に向かって「手グシでとかす」様に動かす

筋肉は線維になっています。よって筋肉の線維と同じ方向に、「手グシでとかす」要領で動かしていくのです。硬さにもよりますが、1、2分でスッと緩んでくるのがわかると思います。一見簡単そうですが、難しいテクニックです。

 

動画でご覧ください!

 

三角筋

 

※視聴できない場合は、こちらをご覧ください。
 https://www.youtube.com/watch?v=MeCLQzACDYs&feature=youtu.be

 

 

五十肩などの肩関節系のトラブルにも有効

この施術方法は、腕が上がりづらい、上がらないなどの肩関節のトラブルにも有効です。三角筋はいわば「肩パッド」の役割もあるので、この部分が固まるとそもそも腕が上げづらくなります。

もし肩の挙上がしづらい方への困った時には、こういうテクニックを使ってみるのも手です。

 

 

まとめ

1)三角筋前部線維の施術の立ち位置を明確にする。その立ち位置とは、「最後のダメ押し」的な部分である。

2)三角筋前部線維と「運命共同体」の筋肉は、大胸筋である。

3)三角筋前部線維が短縮を起こすと、上腕骨頭が前方に傾く。

4)「前肩型猫背」が簡単そうでいて、実はなかなか治らない理由は、①三角筋前部線維がなかなか緩まないから ②上腕骨頭が前方にズレてしまっているから である。

5)三角筋前部線維の施術方法のポイントは、①コリをしっかり掴む ②「手グシ」でとかすように動かす。

6)この施術は、五十肩などの肩関節系のトラブルにも有効である。

 

もし具体的に施術をご覧になられたい方は、猫背矯正セミナーにご参加ください。

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