「円背型猫背」 攻略のポイント②

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では、円背型猫背の
「背中」の施術につき説明します。

 

 

その前に猫背4タイプについて
再確認することがあります。

 

 

円背型、前肩型、顔出し型、首なし型

 

 

これらは患者様が認識しやすいように
外見的な特徴から分類したもの
ということを十分ご理解ください。
患者様への説明用分類です。

 

 

そして「背中」という表現を
わざと使っています。

 

 

いったい、なぜわざと使うのか?

 

 

それは背中の施術ポイントが
「脊椎」と「背中の筋肉」
という2つがあるからです。

 

背骨

 

その2つを総称して
背中と呼んでいます。

 

 

まずは「脊椎」から説明します。

 

 

脊椎を診る場合には
「脊椎一つ一つの動き」
注目してください。

 

 

脊椎によく触れてみると
「脊椎の動きが無くなっている」
というケースが多く見られます。

 

 

この動きがなくなった脊椎に
動きを取り戻すだけで
姿勢がスッと整います。

 

 

ではどうすれば動きが戻るのか?

 

 

脊椎に動きをつける一番のポイントは
背中の「支持筋」を緩める
ということに尽きます。

 

 

では「支持筋」とはどの筋肉でしょうか?

 

 

「多裂筋」と「回旋筋」です。

 

多裂筋

 

「多裂筋」と「回旋筋」を緩めると
少しずつ脊椎の動きに弾力が付きます。

 

 

これに加えて重要なことがあります。
背中の筋肉を同時に緩める
ということです。

 

 

この背中の筋肉と呼ばれているのが
「脊柱起立筋」です。

 

 

脊柱起立筋は猫背になると
盛り上がる傾向があります。

 

 

その脊柱起立筋の上から
さらに筋肉が乗ってくることで
背中の動きが止まります。

 

 

このように猫背になっていく過程を
しっかり理解すれば対策が分かります。

 

 

つまり脊柱起立筋そのものが
姿勢を正すのに邪魔をするのです。

 

 

これはかなり面倒です(笑)

 

 

正しい姿勢を保つキーポイントは
これをいかに緩めるか?
という点にあります。

 

昼寝ねこ

 

背中の筋肉の短縮を緩めて
生き生きした動きを付けてあげる。
そのイメージをしっかり掴んでください。

 
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