固まった筋肉へのアプローチ法  番外編

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緩まない筋肉をどうやって緩めるか?
少し前にお話ししたテーマです。

 

 

解剖学を用いた説明では
筋肉の「芯」を狙う!
とお伝えしました。

 

芯

 

覚えていますか?

 

 

「筋肉の起始、停止部を狙え」

 

 

特に停止部付近で
一番硬い所を狙え
とお伝えしました。

 

 

なかなか出来ていない方が
とても多い部分でもあります。

 

 

そして筋線維の方向に
手グシでとかすように動かす。

 

てぐし

 

というのもお伝えしました。
ここからはちょっと番外編です。

 

 

番外と言っても
生理学的視点から
分析したいと思います。

 

 

指圧などで、かなりの体重をかけて
押しっぱなしにする方が多いのですが

 

体重

 

緩みますか?

 

 

施術する方は
自分の指で一生懸命に
硬いコリを緩めようとします。

 

 

でも、なかなか緩まないのが実情です。

 

 

かえって施術者の指に対して
筋肉が反発するように硬くなる
という体験をされた方も多いでしょう。

 

 

それはなぜでしょうか?
どうして反発するように
筋肉が硬くなってしまうのでしょうか?

 

 

「うどん粉をこねるように
力だけで施術してはダメです」
とよくお伝えすることがあります。

 

 

筋肉はうどん粉とは違います。
なぜなら筋肉には感情が伴うからです。

 

 

痛いと思った瞬間
筋肉を無意識に硬くしてしまう

 

頭痛

 

それが感情を持つ人間なのです。

 

 

だから感情に訴えるような持ちで
筋肉を緩めると、緩みやすいのです。

 

 

これは生理学でいうところの
「屈曲反射(防御反射)」
に該当します。

 

 

例えば「痛い!」と感じると
その部分を引っ込めようとします。

 

 

これは不快な刺激によって
交感神経が優位に働いた結果
筋肉を固めてしまうというものです。

 

 

筋肉を緩める際に意識すべきは
「自律神経」です。

 

 

交感神経を優位にしてしまうと
筋肉が硬くなります。

 

 

逆に副交感神経を刺激するように
施術を行なえば筋肉は緩みます。

 

緩む

 

ではもう一度、おさらいです。

 

 

人間は感情を持っています。
それは自律神経と直結しています。

 

 

常に「自律神経」を意識する。
当たり前のことですが
再確認してください。

 

 

 
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